株式会社だいや

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だいやのブログ

2014年8月18日
夏休み中に見た映画の話

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夏季休暇中に、たくさんの映画を見た。

といっても混雑する映画館に出かけたわけではなく、近所のTSUTAYAで借りたDVDである。

まず深作欣二監督の「仁義なき戦い」と3作目の「仁義なき戦い 頂上作戦」を見た。

仁義.jpg

もう何度見たか覚えていないけれど、周期的には4、5年に1度のペースくらいでなぜか見たくなるのである。何度見ても金子信雄が演じる山守組長が悪すぎて腹が立つ。見てるこちらは、菅原文太や松形弘樹、渡瀬恒彦らの若手構成員に肩入れしているのだから、彼らを利用するだけ利用して死なせてしまう山守組長に憤りを感じるのである。語りだしたらキリがないので、この映画についてはここまで。

次に「永遠の0」。百田尚樹の原作。

永遠.jpg

これは社長が見てみなさいと、朝礼で話したことのある映画。以前に横山秀夫の『出口のない海』という小説を読んだことがある。

こちらは人間魚雷兵器の回天隊の搭乗員たちの語であり、「永遠の0」は神風特攻隊の話である。

機体に故障でも発生しない限り、九死に一生の可能性もない出撃に臨む心境たるや想像を絶する。

愛する家族や子どものことを思い、後ろ髪を引かれる思いを無理矢理に断ち切って亡くなった方々のことを忘れてはいけないとの思いを強くした。

次に「八日目の蝉」。こちらは角田光代の原作。

八日目.gif

不倫の末に堕胎して、子どもを産めない体になった女性が、不倫相手とその妻との赤ちゃんを誘拐し育てるという物語。

誘拐犯の女は、女の子との生活が一日も長く続くようにと祈るような気持ちで毎日を過ごす。いつかは終わってしまうタイムリミット付きの幸せな日々の中で、二人の間には実際の親子と同様の、あるいはそれ以上の愛情や信頼感が芽生えていく。

子どもが4歳になったある日、あるきっかけから逮捕を予感した女は、小豆島の小さな写真館で二人だけの家族写真を撮ろうとする。その撮影の前に、女は自分の手のひらを女の子の手のひらに重ねた後で語りかける。

「かおる、ぜんぶ持っていって。お母さんはもうなんにもいらないから。」

二人の生活はほどなく終わりを迎えてしまうが、女が女の子に与えた愛情はちゃんと未来につながっていく。

劇中では子どもを盗まれた母親が、「最悪の女に人生を狂わされた」との表現で女を責めるシーンがあるが、女とて被害者であり、真に責められるは責任を取る気もないのに不倫をする男なのだと思う。

永作博美の真に迫った演技が秀逸。

角田光代の原作は読んでいないので、今度読んでみようと思う。同じく角田の『紙の月』も読んでみたい本のひとつ。

また機会があれば、いろんな映画を紹介したいと思います。

                                                              (山地 正晋)