株式会社だいや

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だいやのブログ

2014年6月1日
ある造船所でのこと

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ケミカル船を建造中の造船所でのことです。

専務と配管の終わった現場を見回っていた時に目にした一つの配管状況に気づきました。

異径チーズを2コ使って異径クロスを作り配管をされている。おそらく異径チーズを溶断して、その部分をグラインダーで仕上げ、腹合わせに溶接してクロスを作ったと思われました。

溶接部は盛り上がり、きれいな仕上げには程遠いものでした。チーズを2コ使用しているので材料費も高くついている上に職人さんの加工賃もかかっています。

そこで専務にだいや加工にての見積りを出しましょうと提案しました。

そして、異径チーズ1コに切断したパイプを溶接する方法でクロス加工品とする見積りを提出して採用されました。

造船所さんはこの箇所での材料費を約30%削減でき、また職人さんの工賃もなくなり、溶接作業をする必要がなくなった職人さんは他の仕事ができるというメリットも生まれました。

その後の建造船でも提案する事案がありました。

異径チーズ(150A×100A)の150A部に、150A×80Aの異径チーズを横配管するラインがありました。

これについて、「150A×100Aの異径チーズの横面に80Aの切断パイプを溶接する構造にしたらいかがですか?」と提案して、これについても製作させていただくことになりました。

このように配管が簡素化し、材料費も安くなり、また職人さんの工賃も少なくなり、一石三鳥の結果となるような事例がいろいろとあります。

現場が教えてくれることはたくさんあります。個々の知識に知恵を加えて現場に合ったものを作り上げていく楽しみ...

お客さんに喜んでいただけるように考える仕事は、実に楽しい仕事となるのです。

                                                             (川越 孝幸)